コロナ 石油ストーブ SX-E28Y 芯交換
2014.12.19 20:33|石油ストーブ修理|
本日も灯油配送に大忙しの稲葉です
配送の合間に午前中お預かりしてきた石油ストーブの芯交換を行いました。
・交換前


とにかく温まるまで時間がかかるとの事。スイッチ点火も付きづらいようでした。
・取り寄せた替え芯

あれ?社長が見切れてます
チェックされながらの作業は緊張します
気を取り直してまずはタンクを取り出し、カバー類を取り外します。


たまったホコリをきれいにします。
ここで登場BOSCHのハンディクリーナー!!

このクリーナーが使いたい為にインパクトやドリルの充電工具類をBOSCHにした程お気に入りです。
中々のパワー

フキフキ

ここからが本番です。
まずはガイドリングを外して、古い芯を取り出します。




外した電極

黒くススけてるのが分かります。
目の細かいやすりで磨きましょう。

新しい芯を点火電極の先が芯の切欠き部分に来るようセットします。

戻しまーす。

芯先端の出代がちゃんと均等に出ているか確認。
カバーもついでに拭きましょう。

元に戻して点火試験。

一発で点火。温まるのも早くなりました

社長からも合格をいただきました
配達ついでにお届けし、今晩から使えると喜んで頂きました
石油ストーブもまだ根強い人気がありますね。
部屋全体を暖めるには向いていませんが、乾燥するこの時期にはやかんに水を入れて置く事が出来るので加湿する事が出来ます。
ファンヒーターと違って電源不要(点火スイッチは乾電池使用)灯油も喰わないので暖房器具の定番ですね。
しかしホームセンターの販売価格には驚きです。
同等の商品が7千円切る価格でチラシに載っていました
しかも同じコロナ製
(仕様や型番等は異なります)
大型量販店がこういった商品を取扱う以前は全国にあるウチのような、町のガス屋や電気屋さんがメーカーの商品販売に少なからず貢献してきたと思うのですが、今や大量仕入れ先に激安価格で商品を納めるメーカーの姿勢。
売れりゃいいんだよ売れりゃって感じですかね
コロナに限った事ではなくガス器具メーカーなんか典型的ですね。
傍目から見たら違いが判らないガスコンロも型番が全然違います。
例えばパロマの場合
量販店ルート:IC-××××
正規ルート:PA-××××
もはやどちらが正規ルートすらわかりませんが
ガスの保安点検でお邪魔する際調査票に器具の型式を記入するので、量販店購入の器具はすぐに判るわけです。(笑)
このような二刀流商法(←勝手に命名)のおかげで、卓上ガスコンロはガス器具で一番売るのが難しい商品となり果てました
そんな中唯一メーカーの中でも評価できる会社があります。
当店で給湯器を主に扱う長府製作所です。
長府製作所は昔から特約店契約で量販店には卸さない方針を取っているので販売地区ごとに営業の担当者がいます。
修理に関しても年間通して技術講習会を開いて修理技術の養成を行っています。
それには理由があって、販売するだけで、不具合が出た場合の対応をメーカー任せにするのではなく修理も責任を持って販売店が見る。そうする事によってお客様との信頼関係をより密にしてもらおうというのが狙いのようです。
売りっぱなしにしないという事ですね。
メーカー側も修理部門を設置する必要が無いのでまさにWinWinの関係。
だから、よく問屋さんと同行で来る他メーカーの担当者が「是非ウチの製品を」と言われてもちっとも響かないわけです。
安ければ安いのがいい方やちょっとした故障でもすぐ買い替える方はどうぞ量販店へ。
たまに、量販店で買った器具を見て欲しいとの問い合わせがありますが、見には行きます。
でもあまり気持ちのいいものではありませんね。
購入した場所に相談するべきじゃ?と誰でも思いませんか。
こういった現状なので、器具を購入して頂くのは本当に嬉しいものです。
当然販売した商品などの履歴も管理してますが、売ったものはよく覚えています。
何か不具合があった場合責任を持って見させていただきますし、部品交換が無い修理の場合は無償で見ます。(ちなみにメーカーの修理依頼の場合、訪問だけでも出張料がかかります。ガソリンかけて来るのだから当然ですが)
なんだかメーカー批判と愚痴っぽくなってしまいましたが、メーカー目線だと大量に売れるのであれば安く納入するのは当然だし、消費者目線だとどうせ10年も使えば交換なら少しでも安い所から購入するのも当たり前。
「このお店から買いたい」と思って頂けるように、技術、商品知識などまだまだ勉強したいと思います
12/19 灯油配送価格更新しました。">12/19 灯油配送価格更新しました。
余談ですが。。。
自分で販売している製品以外にも身の回りの家電製品などを見たとき、「ほどよい製品」が実に多いなぁと感じます。
製造側が壊れない、故障しない物を目指しているのではなく、「ほどよいもの」を目指して作っている気がしてならないのです。
壊れない製品、修理やメンテナンスをして長く使える製品をブランドとしているメーカーより、ほどよく使えて壊れたら買い替えを前提としているメーカーが実に多い事。
でもその「ほどよさ」は消費者が決める事であって、仮にメーカーが5年くらい使えるのを想定して作ったとしても、使う人によっては10年を想定しているかもしれないし、それ以上かもしれない。
amazonで自分が気になる製品のレビューなどを見るとき、低い評価をしている人の意見がまさに期待を裏切られたと言った内容のものが多いなぁと感じます。
家電業界が顕著だけれど、昔の「MADE IN JAPAN」のブランド力はいまやどこへ
メーカー側からすれば新しい製品を売って行くのには返って長く使われては困るのかも知れません、でも長期的に見た場合また買いたいと思うメーカーの製品って単純に使い易いとか前の商品が長く使えたからっていうのが基本だと思うのです。
そんな質実剛健な製品を作る事によって販売価格が多少上がっても他のメーカーが平均点以下のモノを作っているのだから存在感をアピールできるんじゃないかなと思うわけです。
中国製や韓国製のモノが良くなって来ていると言うより日本製が悪くなってきている印象です。

配送の合間に午前中お預かりしてきた石油ストーブの芯交換を行いました。
・交換前


とにかく温まるまで時間がかかるとの事。スイッチ点火も付きづらいようでした。
・取り寄せた替え芯

あれ?社長が見切れてます


気を取り直してまずはタンクを取り出し、カバー類を取り外します。


たまったホコリをきれいにします。
ここで登場BOSCHのハンディクリーナー!!

このクリーナーが使いたい為にインパクトやドリルの充電工具類をBOSCHにした程お気に入りです。
中々のパワー

フキフキ

ここからが本番です。
まずはガイドリングを外して、古い芯を取り出します。




外した電極

黒くススけてるのが分かります。
目の細かいやすりで磨きましょう。

新しい芯を点火電極の先が芯の切欠き部分に来るようセットします。

戻しまーす。

芯先端の出代がちゃんと均等に出ているか確認。
カバーもついでに拭きましょう。

元に戻して点火試験。

一発で点火。温まるのも早くなりました


社長からも合格をいただきました

配達ついでにお届けし、今晩から使えると喜んで頂きました

石油ストーブもまだ根強い人気がありますね。
部屋全体を暖めるには向いていませんが、乾燥するこの時期にはやかんに水を入れて置く事が出来るので加湿する事が出来ます。
ファンヒーターと違って電源不要(点火スイッチは乾電池使用)灯油も喰わないので暖房器具の定番ですね。
しかしホームセンターの販売価格には驚きです。
同等の商品が7千円切る価格でチラシに載っていました

しかも同じコロナ製

大型量販店がこういった商品を取扱う以前は全国にあるウチのような、町のガス屋や電気屋さんがメーカーの商品販売に少なからず貢献してきたと思うのですが、今や大量仕入れ先に激安価格で商品を納めるメーカーの姿勢。
売れりゃいいんだよ売れりゃって感じですかね

コロナに限った事ではなくガス器具メーカーなんか典型的ですね。
傍目から見たら違いが判らないガスコンロも型番が全然違います。
例えばパロマの場合
量販店ルート:IC-××××
正規ルート:PA-××××
もはやどちらが正規ルートすらわかりませんが

ガスの保安点検でお邪魔する際調査票に器具の型式を記入するので、量販店購入の器具はすぐに判るわけです。(笑)
このような二刀流商法(←勝手に命名)のおかげで、卓上ガスコンロはガス器具で一番売るのが難しい商品となり果てました

そんな中唯一メーカーの中でも評価できる会社があります。
当店で給湯器を主に扱う長府製作所です。
長府製作所は昔から特約店契約で量販店には卸さない方針を取っているので販売地区ごとに営業の担当者がいます。
修理に関しても年間通して技術講習会を開いて修理技術の養成を行っています。
それには理由があって、販売するだけで、不具合が出た場合の対応をメーカー任せにするのではなく修理も責任を持って販売店が見る。そうする事によってお客様との信頼関係をより密にしてもらおうというのが狙いのようです。
売りっぱなしにしないという事ですね。
メーカー側も修理部門を設置する必要が無いのでまさにWinWinの関係。
だから、よく問屋さんと同行で来る他メーカーの担当者が「是非ウチの製品を」と言われてもちっとも響かないわけです。
安ければ安いのがいい方やちょっとした故障でもすぐ買い替える方はどうぞ量販店へ。
たまに、量販店で買った器具を見て欲しいとの問い合わせがありますが、見には行きます。
でもあまり気持ちのいいものではありませんね。
購入した場所に相談するべきじゃ?と誰でも思いませんか。
こういった現状なので、器具を購入して頂くのは本当に嬉しいものです。
当然販売した商品などの履歴も管理してますが、売ったものはよく覚えています。
何か不具合があった場合責任を持って見させていただきますし、部品交換が無い修理の場合は無償で見ます。(ちなみにメーカーの修理依頼の場合、訪問だけでも出張料がかかります。ガソリンかけて来るのだから当然ですが)
なんだかメーカー批判と愚痴っぽくなってしまいましたが、メーカー目線だと大量に売れるのであれば安く納入するのは当然だし、消費者目線だとどうせ10年も使えば交換なら少しでも安い所から購入するのも当たり前。
「このお店から買いたい」と思って頂けるように、技術、商品知識などまだまだ勉強したいと思います

12/19 灯油配送価格更新しました。">12/19 灯油配送価格更新しました。
余談ですが。。。
自分で販売している製品以外にも身の回りの家電製品などを見たとき、「ほどよい製品」が実に多いなぁと感じます。
製造側が壊れない、故障しない物を目指しているのではなく、「ほどよいもの」を目指して作っている気がしてならないのです。
壊れない製品、修理やメンテナンスをして長く使える製品をブランドとしているメーカーより、ほどよく使えて壊れたら買い替えを前提としているメーカーが実に多い事。
でもその「ほどよさ」は消費者が決める事であって、仮にメーカーが5年くらい使えるのを想定して作ったとしても、使う人によっては10年を想定しているかもしれないし、それ以上かもしれない。
amazonで自分が気になる製品のレビューなどを見るとき、低い評価をしている人の意見がまさに期待を裏切られたと言った内容のものが多いなぁと感じます。
家電業界が顕著だけれど、昔の「MADE IN JAPAN」のブランド力はいまやどこへ
メーカー側からすれば新しい製品を売って行くのには返って長く使われては困るのかも知れません、でも長期的に見た場合また買いたいと思うメーカーの製品って単純に使い易いとか前の商品が長く使えたからっていうのが基本だと思うのです。
そんな質実剛健な製品を作る事によって販売価格が多少上がっても他のメーカーが平均点以下のモノを作っているのだから存在感をアピールできるんじゃないかなと思うわけです。
中国製や韓国製のモノが良くなって来ていると言うより日本製が悪くなってきている印象です。