エコキュート設置工事
2014.07.23 00:30|エコキュート|
こんばんわ!稲葉です。
関東地方もようやく梅雨が明けましたね
燃費の悪いボクの体はこれから汗まみれの日々が始まります
先週土曜日にエコキュートの取替工事をしてきました。
こちらが施工前。

2004年製の470Lタイプです。
丁度10年前に工務店経由で商品を納入しました。
ちなみに設置工事は別の設備屋さんが取り付けた現場です。
タンク下からの水漏れがあり交換する事になりました。
流石出始めの機種だけあり、貯湯タンク、ヒートポンプユニット共にかなりの重量でパワーには自信がある稲葉親子をもってしても撤去にかなり苦戦を強いられました。てゆーか腰が未だに治りません。
撤去後アンカー隅出し

アンカー打ち


震災後耐震基準がよりシビアになり、現在のタンク脚は4本に変更されています。タンク満水時にはかなりの重量になるのでしっかりとした基礎に指定のアンカー(長府の場合M12×80)を打ちます。
10年の歳月のおかげでしょうか、新型は弱冠軽量化されているので設置は割とスムーズに行きました。一人では絶対無理だけど

エコキュートの配管で一番重要なのが、貯湯タンクとヒートポンプユニットの接続配管です。この部分は非常に高温の水が往き戻りするので、耐熱性、耐候性、耐腐食性、流量制限がされない配管の選定が必要になります。
案の定取替前はステンレスフレキ管で施工されていました。
ステンフレキは流量が制限されるので設置施工書でも使わないようにきちんと書かれています。
保温材も高温に耐えきれる部材では無かったので一部ボロボロになっていました。
このヒートポンプ配管にはアルミ三層管を使用します。

施工し易さは勿論、求められる条件を全てクリアしているので、施工不良による機器能力低下を防げます。
値段は高い部材ですが、この配管部分がムダに長かったり、安価な架橋ポリ管やステンフレキ管で施工されている場合は放熱ロスや保温材が劣化する事によりポリエチレン管が紫外線を受けると最悪漏水に繋がる場合もあります。
機器の不具合が施工不良による場合もあるので注意が必要です。

リモコンもスタイリッシュになりました。音声付でボタンもシンプルなのですぐに慣れて頂けると思います。
今回のお客様宅はお隣の市で、キッチンはIH、さらに工務店経由の取替だったのでエコキュート一択でした。
販売しておいてどうかと思いますが、やはり10年で取替になってしまうとエコキュートの恩恵が受けられてないのでは?と思ったりします。
詳しくは以前の記事トータルコストで比較する給湯器の選び方を参照。
あとはとにかく重くてデカい!!
施工時の不満を言ってるわけではなくて、タンク満水時に数百キロになり大地震ではやはり危険で、現に東日本大震災では貯湯タンクが倒れた事例が数多くあったそうです。その中には設置不良も当然あるでしょうが、メーカーが震災後に脚の仕様の変更などをしていることから高重量の機器なので揺れに弱い一面があるのは事実だと思います。
またまたガス屋が批判してるよって思われるでしょうが、ガス器具ばかり売ってるわけではないので少しは説得力がありませんか?
エコキュートの仕組み(ヒートポンプサイクル)自体は大変素晴らしいと思います。もしこの仕組みで石油やガスの直圧式のようにお湯を使うときだけ機器を運転するような給湯器が出たら是非自信を持って売って行きたいと思います。
やはりタンクにお湯を貯める方式(安い深夜電力でお湯を作るため)を取っているから、設置スペースの占有や重量、タンク内水の衛生状況など自信を持っておすすめ出来る器具には程遠くなってしまうわけです。
今回引き揚げさせてもらったエコキュートで貯湯タンク内部が10年後どーなっているのか非常に興味があるので、機会があったら記事にしてみたいと思います。
関東地方もようやく梅雨が明けましたね

燃費の悪いボクの体はこれから汗まみれの日々が始まります

先週土曜日にエコキュートの取替工事をしてきました。
こちらが施工前。

2004年製の470Lタイプです。
丁度10年前に工務店経由で商品を納入しました。
ちなみに設置工事は別の設備屋さんが取り付けた現場です。
タンク下からの水漏れがあり交換する事になりました。
流石出始めの機種だけあり、貯湯タンク、ヒートポンプユニット共にかなりの重量でパワーには自信がある稲葉親子をもってしても撤去にかなり苦戦を強いられました。てゆーか腰が未だに治りません。

撤去後アンカー隅出し

アンカー打ち


震災後耐震基準がよりシビアになり、現在のタンク脚は4本に変更されています。タンク満水時にはかなりの重量になるのでしっかりとした基礎に指定のアンカー(長府の場合M12×80)を打ちます。
10年の歳月のおかげでしょうか、新型は弱冠軽量化されているので設置は割とスムーズに行きました。一人では絶対無理だけど


エコキュートの配管で一番重要なのが、貯湯タンクとヒートポンプユニットの接続配管です。この部分は非常に高温の水が往き戻りするので、耐熱性、耐候性、耐腐食性、流量制限がされない配管の選定が必要になります。
案の定取替前はステンレスフレキ管で施工されていました。
ステンフレキは流量が制限されるので設置施工書でも使わないようにきちんと書かれています。
保温材も高温に耐えきれる部材では無かったので一部ボロボロになっていました。
このヒートポンプ配管にはアルミ三層管を使用します。

施工し易さは勿論、求められる条件を全てクリアしているので、施工不良による機器能力低下を防げます。
値段は高い部材ですが、この配管部分がムダに長かったり、安価な架橋ポリ管やステンフレキ管で施工されている場合は放熱ロスや保温材が劣化する事によりポリエチレン管が紫外線を受けると最悪漏水に繋がる場合もあります。
機器の不具合が施工不良による場合もあるので注意が必要です。

リモコンもスタイリッシュになりました。音声付でボタンもシンプルなのですぐに慣れて頂けると思います。
今回のお客様宅はお隣の市で、キッチンはIH、さらに工務店経由の取替だったのでエコキュート一択でした。
販売しておいてどうかと思いますが、やはり10年で取替になってしまうとエコキュートの恩恵が受けられてないのでは?と思ったりします。
詳しくは以前の記事トータルコストで比較する給湯器の選び方を参照。
あとはとにかく重くてデカい!!
施工時の不満を言ってるわけではなくて、タンク満水時に数百キロになり大地震ではやはり危険で、現に東日本大震災では貯湯タンクが倒れた事例が数多くあったそうです。その中には設置不良も当然あるでしょうが、メーカーが震災後に脚の仕様の変更などをしていることから高重量の機器なので揺れに弱い一面があるのは事実だと思います。
またまたガス屋が批判してるよって思われるでしょうが、ガス器具ばかり売ってるわけではないので少しは説得力がありませんか?
エコキュートの仕組み(ヒートポンプサイクル)自体は大変素晴らしいと思います。もしこの仕組みで石油やガスの直圧式のようにお湯を使うときだけ機器を運転するような給湯器が出たら是非自信を持って売って行きたいと思います。
やはりタンクにお湯を貯める方式(安い深夜電力でお湯を作るため)を取っているから、設置スペースの占有や重量、タンク内水の衛生状況など自信を持っておすすめ出来る器具には程遠くなってしまうわけです。
今回引き揚げさせてもらったエコキュートで貯湯タンク内部が10年後どーなっているのか非常に興味があるので、機会があったら記事にしてみたいと思います。