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漏水補修から散水栓移設

2022.04.07 19:47|水道のこと
数カ月前より漏水の疑いがあるので見て欲しいとご連絡をいただきました。

まずは宅内のトイレ、キッチン、浴室など比較的目視しやすい箇所で異常がないか点検をします。

室内では異常が見られなかったので、水道メーターの位置から宅内に引き込んであるであろうルートにあたりをつけ掘って埋設管に異常がないか点検します。

埋設管の漏水箇所で多いのが分岐部や立ち上げ部なので数メートル置きに掘っては確認しましたが異常なし…

掘削等では確認困難な床下や壁裏配管かと諦めかけていましたが、お客様よりメーターの位置から反対側の玄関側にも建物の下を通って散水栓用の配管が通ってるとの事で、試しに縁切りをして見ることにしました。

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左の配管が玄関側へ行っている配管です。

途中で切断しキャップをしてからメーターを確認した所異常なし!!

直接漏水している箇所の特定には至りませんでしたが、散水栓までのどこかで漏水していたことが分かりました。

既存の散水栓は縁切りし、新たに管理しやすいよう別の箇所から分岐して新たに散水栓を設置しました。

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建物の外周に沿って穴を掘り玄関側へ配管しなおしました。

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埋め戻して工事完了です。

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配管保温巻き直し

2021.01.18 19:39|水道のこと
空家になっている貸事務所の水道配管凍結が心配ということで、配管保温の巻き直しをさせていただきました。

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キャンバスとスチロールカバーが劣化しているので古い保温材をめくって新たにやり直します。

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今回は20mm厚のスチロールカバーの上に更に10mm厚の保温チューブで二重巻きにしました。

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耐候性に強いビニルキャンバスで巻きなおして完成です。

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ちなみにトイレのタンクへ接続されていた配管は破損まではいかないまでも凍結して伸びた痕跡がありました。

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右が通常のステンレスフレキ管。

室内にも関わらずこんなに膨張するほど夜中に冷え込むのが分かります。

こちらも新しく配管を接続したのち念のため保温巻きさせていただきました。






水道配管の凍結にご注意下さい。

2021.01.13 17:18|水道のこと
日に日に寒さが厳しくなって参りました。

この季節に注意したいのが水道配管の凍結。

各家庭の設備状況によって凍結しやすい場所とそうでないところとあり、特に関東地方の場合凍結防止に対する意識はそこまで高くないかもしれません。

一度凍結してしまった場合は無理にお湯をかけたりせず日が昇り気温上昇とともに自然に溶けるのを待つのが無難です。

ただ、できることなら凍結させないことが一番大事です。

特に鉄管などの場合は凍結による膨張に耐え切れず配管自体の破損を招いたり、内部が剥離することにより剥がれた配管の一部が詰まりの元になったりします。

先日の連休中も夜中の冷え込みが厳しくお湯が出ないとのお問い合わせを何件も頂きました。

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こちらのお客様宅では、台所の裏から水が噴き出る音がして慌てて水道の元栓を閉めたとご連絡をいただき、現場へ来てみると台所へのお湯の配管が日が当たらない北側で尚且つ地中からの立ち上げ配管の露出部が長めでした。

破損部を探すため保温材をめくろうにも噴き出していた水が短時間で凍るほどの場所でした。

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外した配管からエルボー部分が大きく破損してるのがわかるかと思います。

とりあえずは給湯配管部の破損を確認し、トイレなどを使えるようにするために給湯器への入り口の給水栓を閉めて水道の元栓を開けました。

試しに給湯器入り口の給水栓を開けてもこの状態
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わかりますでしょうか?これ本来は水が出てくるはずなんです。

つまりまだ配管が凍ってるってことなんです。

ここから配管をヒートガンを使って熱くなりすぎないように温めていきます。
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ようやく水が出てきました。
剥離したゴミが蛇口にいかないようにある程度通水。

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配管を接続後保温を巻き直して完成です。

給湯器の接続配管回りや各蛇口への配管など、露出配管部はきっちり保温がされている場合でも気温によっては凍結してしまう場合があります。

配管が比較的短い場合は凍結防止ヒーター巻きをすることによって水を出しておかなくても済むようにも出来ますが電気代が結構かかってしまう場合もあります。

水を出しておくことはなんとなく抵抗があるかもしれませんが、天気予報の情報などをチェックし氷点下まで気温が下がる日は特に気をつけ通水を忘れないことが結果的に一番経済的かもしれません。


井戸ポンプ漏水修繕工事 筑西市 K様

2016.10.26 16:41|水道のこと
先日ポンプ交換の際に漏水の疑いがあったK様のお宅の修善工事に行って参りました。

前回給湯器入口給水栓を閉めた所、ポンプが停止した為、入口給水栓以降のどこかで漏水していると思われました。

給水栓以降で検査するのは、給湯配管系統(黄色部分)と浴室シャワーへ埋設で行っている同圧配管系統(赤色部分)の二ヶ所です。

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試しに給湯配管を給湯器との接続を縁切りした状態でキャップをして給水栓を再び開けます。

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これでポンプが停止すれば原因は給湯配管系統の漏水。

逆にポンプが回るようだと同圧配管系統での漏水だと大方推測出来ます。

結果はポンプが回った為、同圧配管系統で漏れの疑いが濃くなりました。

今度は給湯配管には問題が無いか調べる為に、給湯配管を再接続し、同圧配管系統を縁切り、給水栓上部の同圧配管接続部にプラグをして再び給水栓を開けます。

無事ポンプが停止したので給湯配管系統の漏れの心配はこれで無くなり、やはり同圧配管での漏水だという事が分かりました。
おそらくは地中埋設部のどこかで漏水している模様。


今度は宅内にお邪魔し、全ての水栓を検査した所幸いにも切り離した同圧配管部は浴室シャワー水栓の水側のみ行っていたことが分かり給湯器までの距離があるものの、一か所新たに配管させて頂くことになりました。


まずは、シャワー水栓水側の穴開け。
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ダイヤコアで既存の配管ごと抜きます。

在来工法の浴室でなければ縁の下に潜り、基礎を二ヶ所穴開けして縁の下に配管を通す事も出来ましたが、今回はそれが出来ないので転がし配管で玄関先の浴室壁面まで水道用の鋼管と架橋ポリ管で配管をしました。

架橋ポリ管(赤斜線部)で再接続。
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複雑な部分は直線性を保たせる為鋼管で配管しました。
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配管は隠れているに越したことはありませんが、犬走りの打ってあるこういった現場では配管経路にカッターを入れてハツって補修など大掛かりになり限界があります。

給湯配管の一部でもやり直しの痕跡がある事から以前も漏水したことがあるようでした。


最後に不要になった給湯器側の同圧配管立上げ部を撤去して工事完了。

これで漏水の心配も無く、ポンプに余計な負担もかからず安心出来ると思います








井戸水→上水道切替

2016.09.17 21:35|水道のこと
一昨日の夕方、ガスでお世話になっているI様よりお風呂のお湯が出なくなってしまったので見て欲しいとご連絡を頂きました。

お湯側に蛇口を回して出して見るとチョロチョロと極わずかな量の水しか出て来ませんでした。
給水フィルターの詰まりを確認するも思った程詰まっているわけでも無く、リモコンのエラー表示も無し。

流石に暗くなってしまったので翌朝再訪問させて頂く事になりました。

再訪問
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2012年製 ノーリツの石油給湯器。

今度はバルブをチェックします。
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お湯の勢いが悪い場所に多いバルブのネジ込み接続部の詰まり。
今回は詰まっておらず、写真の状態がバルブを全開にした状態(ポンプは停止していません)

この水圧では給湯器が作動するはずもなく
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原因はポンプの吸い上げ圧力不足もしくは井戸水配管の詰まりだろうという事で、とりあえず給湯器への給水接続を市の水道へ切替えさせて頂くことにしました。

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水道メーターが比較的近場だったのが救いでしたが、垂れ下がったキウイの木が立って掘る事を許さず、こ。。腰が。。

立ち上げ管の鉄管部と架橋ポリ管の継手部を防食テープ巻
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バルブも新しく交換しました。
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この状態でお湯を出した所、見事給湯器は動いてくれ、水量も十分な熱いお湯が出るようになりました

やっぱり給湯器は問題無かったです。

しかしここで大きな問題が。

予想はしていましたが、風呂場にあるシャワー付き混合水栓、壁付混合水栓どちらも水側が井戸水という現実

これは間接的ではあるけれど、クロスコネクションに該当するものと思われ。。。詳しくはwikipediaへ

上水道配管系統と、その他の配管系統(今回の場合井戸水配管)を接続してしまうと、例えば井戸水配管の水が逆流した場合、不純物や消毒されていない水によって汚染の原因になりますし、その逆の場合では上水が井戸側へ流れ出る事によって高額な水道料金が請求されてしまうなんて事例も過去にあるそうです。

いずれにしても各自治体でも違法とみなされますので、この際井戸を廃止して全て上水へ切替えをさせて頂く事になりました。

給湯器側では配管が近すぎて接続が困難な為、お勝手側で改めて接続しなおしました。
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こういった片側から追いかける配管ではない時に非常に便利なウルトラユニオン。

庭の撒き水用にも井戸水を使っていたようなので、ポンプ吐出し口近くでキャップ止め。
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接続後、末端にあたる散水栓と風呂場でしばらく通水したところ
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出るわ出るわ

それもそのはず、接続時に切り取った井戸配管の断面。み、、味噌?
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これだけ詰まった真ん中の空洞部分をよわ~い圧力の水が通っていたんですね。
そこに水道の圧力ですから結構な量の堆積物が剥離したんじゃないでしょうか。

更にしばらく通水した後、フィルターが絡む部分の掃除を一通りして水漏れが無い事を確認して作業完了

のはずが、、、メーターがゆっくり回っている

原因はトイレでした

ダイヤフラムのゴミかみを取り除き、浮き玉を調整して今度こそ無事完了

お湯が出ないの連絡を受けてから随分発展した工事となりました















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Author:popo178
はじめまして!稲葉燃料店です。

当店は茨城県筑西市にて創業1889年の「まちのガス屋」です。

LPガス・灯油の販売はもちろん住宅設備機器の販売・安心の自社施工。

ガス・灯油以外にも。。。

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お悩み解決の手助けになるかもしれません^^

小さな個人商店ですが確かな技術と小回りの良さを大事にしています。

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